我が家の通信事情と、ライフスタイルに合わせたネット回線の選び方

うちのこと

サワディーカップ!パタヤでの生活は、のんびりとしたどこか昭和な感じと便利な都市機能が合わさってとても快適ですが、移住して最初に直面する悩みの種が「インターネット回線」ではないでしょうか。

我が家もパタヤに移住した当初、ネット環境の構築には少しばかり苦労しました。今回は、我が家のリアルな通信事情の変遷をご紹介しつつ、「こういうライフスタイルの方には、こんなプランが向いているのではないか」というご提案をさせていただきます。これからパタヤにいらっしゃる方や、今のネット環境を少し見直したい方の参考になれば幸いです。

我が家のネット環境の変遷と「壁」

現在、私たちが住んでいるのは築15年以上経つコンドミニアムです。パタヤの築浅高層コンドミニアムであれば、部屋ごとに光回線を契約できることが多いのですが、我が家のような少し古い物件では、住人が個別に光回線を引くことができません。VDSLや建物の共有Wi-Fiはあっても通信速度が不安定で使い物にならないことが多く、快適な回線確保が課題でした。

ちなみに我が家のネット利用状況は、動画や音楽のストリーミング利用が約8割を占めており、残りの2割でOSの大規模な更新やAIモデル(LLM)のダウンロードなどを行っています。PC、タブレット、テレビなどが常時ネットに接続されている状態です。

移住してすぐの頃は、ターミナル21のAIS Shopで「5G Max UNLIMITED(データ使用量無制限、最高速度1Gbps、無料通話350分)」というプランを月額1,199バーツで契約しました。このプランはどこにいても本当に高速で、何の不自由もなく快適でした。日本の同等の無制限プランと比べても安く、最初は感動していたのですが、1年が経つ頃に生活費全体を見直すことになり、毎月約1,200バーツの通信費をもう少し抑えられないかと考え始めました。

そこで妻が使っていたdtacの「SIM Thep(神SIM)」と呼ばれる年間使い切りSIMを試してみたのですが、パタヤの場所によってはアンテナが減って通信が不安定になったり、時間帯による速度制限のようなものを感じたりと、少し気になる点がありました。何より1日中ネットを利用し続ける我が家には、通信容量的に「SIM Thep」の自宅利用は厳しく、スマホでテザリングを続けていたことでバッテリーが劣化してしまうという問題も発生しました。

我が家が行き着いた最適解「FINN Mobile」

色々と試行錯誤した結果、最終的に我が家のメイン回線として落ち着いたのが「FINN Mobile」というデジタル特化型のサービスです。我が家のような「光引けない民」にとってはこれ一択でした。選んだ理由はとてもシンプルで、私たちのような外国人にとって非常に使い勝手が良かったからです。

パスポートとクレジットカードだけで即開通できる タイの格安プランの多くは、タイ人の身分証明書がないと契約が難しかったり、ショップで長時間待たされたりすることがあります。しかし、FINN Mobileは公式サイトから日本のパスポート画像をアップロードし、日本のクレジットカードを登録するだけで手続きが完結しました。この手軽さは本当にありがたかったです。

「20Mbps無制限モード」が日常使いにぴったり FINN Mobileのアプリには、通信速度を20Mbpsに固定する代わりにデータを無制限で使えるスイッチ(トグル)機能があります。必要に応じてトグル操作ひとつで最高100Mbpsの高速通信モードへ瞬時に切り替えることも可能です。

大手キャリアdtac(現True-dtac)の4G回線を使用しており5Gには非対応ですが、YouTubeのフルHD視聴(約5Mbps)やZoom会議(約3〜4Mbps)なら20Mbpsで十分カバーできるため、我が家ではストレスなく利用できています。ギガ不足を気にせず使えるのは、精神衛生上とても良いです。フルスピードのギガは足りなくなれば後からトッピングすることもできます。

契約期間の縛りがない タイの固定回線は「1年〜2年縛り」が多く、途中で引っ越すと違約金がかかることもありますが、FINN Mobileは月単位の契約です。もし引っ越し先の電波が悪ければいつでも解約できるという気軽さも魅力でした。

SIM対応ルーターを設置して、自宅のメイン回線に 自宅に個別で光回線が引けない我が家では、独自にSIM対応のWi-Fiルーターを購入して室内に設置しました。そこにFINN MobileのSIMカードを挿し込むことで、家中どこでも快適に繋がるWi-Fi環境を完成させています。

ちなみに、スマホには日本で契約している楽天モバイルのeSIMが入っています。写真やソフトウェアの自動同期を切っておけば、2GBの無料海外ローミングで十分事足ります。Prompt Pay、True Money、Grab / Bolt、Google Maps、Web閲覧、LINE程度であれば、私の場合月1GB未満で収まっています。

スマホのテザリングに頼らず、手軽に据え置きルーター化して運用するこのスタイルが、我が家にとってはコストと品質のバランスが最も取れた「ストレスのない選択」となりました。

ライフスタイル別・おすすめの通信プラン提案

ネットの使い方は人それぞれです。我が家の選択がすべての方に合うわけではありませんので、目的や状況に合わせて以下のようないくつかの選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

① とにかく手間なく、安く、そこそこの品質で始めたい方 👉 

【FINN Mobile】がおすすめです。 オンラインでサクッと契約でき、月額固定で使い放題になる機能は、移住直後の忙しい時期にもぴったりです。まずは手軽に始めてみたい、という方に最適だと思います。

② タイ人のご友人がいて、データを上手に繰り越したい方 👉 

【GOMO (AIS系)】が良いかもしれません。 AISの強力なネットワークを使える格安ブランドです。有効期限なしでデータを購入でき、使わなかった月は無駄にならないのがメリットですが、契約時にタイ人の身分証明書等が必要になるハードルがあるため、登録を手伝ってくれる方がいるなら検討の価値ありです。

③ 仕事で絶対に回線を落とせない、通信の安定性が最優先の方 👉 

【AISやTrueの正規ポストペイドプラン】または【個別の光回線】が安心です。 動画のアップロードや重要なオンライン会議が多い方は、数百バーツの節約のために接続の信頼性を犠牲にすべきではありません。多少価格は上がりますが、大手キャリアの正規プランや、コンドミニアムに直接引く光回線で「安心をお金で買う」のが最もストレスのない方法です。

④ とにかく通信費を極限まで安く済ませたい上級者の方 👉 

【神SIM(SIM Thep)】に挑戦してみては? ECサイトで購入できる年間一括払いのプリペイドSIMです。月額換算で200バーツ前後と圧倒的に安いですが、サポートが受けにくかったり、通信のムラがあったりすることもあるため、ある程度タイの通信事情に慣れている方に向いています。以前は容量無制限で高速なプランもありましたが、最近は速度15Mbps・通信容量が月50GB〜100GBといった制限付きプランが主流になっています(超過後は128kbpsに制限)。ですが、自宅にメイン回線を別でお持ちの方のサブ回線としては、非常に利用価値の高いプランです。

おわりに

パタヤでの通信回線選びは、住むコンドミニアムの築年数や設備の状況、そしてご自身がネットに何を求めるか(動画視聴なのか、仕事の安定性なのか)によって正解が変わります。

「安さ」だけで選んでネットが繋がらないストレスを抱えるのも辛いですし、逆にオーバースペックなプランに高いお金を払い続けるのももったいないですよね。まずはご自身のライフスタイルを見極め、状況に合わせて柔軟にプランを乗り換えていくのが、パタヤで快適なデジタルライフを送るコツではないかと思います。

この記事が、皆さまのパタヤ生活をより快適にするためのちょっとしたヒントになれば嬉しいです!

各種キャリアとサービス

1. AIS(Advanced Info Service)

  1. 5G Max UNLIMITED(正規ポストペイドプラン)
  1. Net Marathon Max(年間プリペイドSIM)
  1. GOMO by AIS(デジタルブランド)
  • AISの高品質なネットワークを利用した、オンライン申込み専用のデジタルSIMブランドです。
  • サービス紹介:https://gomo.th/package

2. True / dtac(True-dtac)

  1. 5G Super Max(正規ポストペイドプラン)
  1. Simnet Call Ready(年間プリペイドSIM)
  1. FINN Mobile(デジタルブランド)
  • dtac(現True-dtac)の回線を使用し、パスポートとクレジットカード決済で完結する格安デジタルSIMサービスです。
  • サービス紹介:https://finnmobile.io/en

3. 楽天モバイル(Rakuten Mobile)

  • 楽天モバイル(海外ローミング機能)

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