我が家の定番コーヒー探し

チェンマイの老舗「Hillkoff」に辿り着くまで

パタヤに移り住んで苦労したことの一つに「美味しいコーヒー豆の入手法がわからない」ということがありました。特にコーヒー通というわけではないのですが、毎朝の一杯は欠かせない。そんな私たちが、タイで「これでいい、いや、これがいい!」と思えるコーヒーに出会うまでのあれこれをご紹介します。

最初は右も左もわからず、スーパーで手に入る豆を片っ端から試す日々。ですが、正直に言ってしまうと……「美味しい!」と心から思えるものには出会えませんでした。何種類試しても、結局は「これなら我慢できるかな」という消去法で選んだ豆を買い続ける、そんな妥協の毎日が続いていたのです。

衝撃の出会いと、立ちはだかる「距離」の壁

そんなある日、ブアカオの市場(火・金開催)へ買い出しに出かけた時のこと。市場の外れに、知る人ぞ知る名店「Benjamit Coffee」があるのを見つけました。

「ここがあの有名店か!」と、迷わず入店してDoppioを注文。パタヤ在住の欧米人や地元のコーヒー好き、さらには世界中からの観光客で活気あふれる店内。そこでいただいた一杯は、おどろきでした。「タイで、このクオリティをこの価格で楽しめるのか!」と。

調べてみると、パタヤだけでなくチョンブリ県でも指折りの老舗ロースターとのこと。オーナーの知識、技術、焙煎機、そして価格。すべてが揃った「ものすごい店」を見つけてしまった喜びで、しばらくは自宅でもそのブレンドを楽しんでいました。

……ただ、一つだけ問題がありました。

「わざわざブアカオまで買いに行くのが、とにかく面倒」なのです。

「本物」を知った後の、苦い代償

案の定、1週間ほどで豆が底をつくと、足が遠のいてしまいました。

他に選択肢を知らなかった我々は、再びネットスーパーの豆に戻ったのですが、これが想像以上に「苦行」でした。一度Benjamitの「本物」を知ってしまうと、以前は我慢できていた雑味や香りのなさが、どうしても気になってしまう。

「わざわざ行くのは面倒。でも、このコーヒーで1日を始めるのはもっと嫌だ……」

そんな葛藤の中で、私たちは考えました。

「パタヤの自宅にいながら、スマホ一つで『専門店クオリティ』の豆が手に入る仕組みはないものか?」と。そこで、LazadaやShopeeという通販サイトに出店しているロースターが結構あることを知り、更に各ロースターのWebサイトを訪問したりAIに質問したりしているうちにタイがコーヒー生産国ということを初めて知りました。

ネット通販で出会った、タイコーヒー界の重鎮

最初は半信半疑でした。コーヒーは鮮度が命。通販だと古い豆が届くのではないか……。

しかし、検索ワードを「Thailand Coffee Roaster」へと広げたとき、結構な数のWebサイトがあり、いくルカのロゴが目に留まりました。

それが、Bluekoff(ブルーコフ)やHillkoff(ヒルコフ)です。文末に有名ロースターのリンクを掲載しておきますので、サイトをご覧になって各社の背景やコーヒー農家・産業・文化に対する取り組みなどを比較してください。

我が家が現在購入しているHilkoffはチェンマイを拠点とする、タイコーヒー界の重鎮。公式ページを覗くと、産地や精製方法、焙煎度合いがまるでワインリストのように整然と並んでいます。膨大な高評価レビューは、商品の回転が速く、鮮度が良いことの証でもありました。Hilkoffのみならず、どのロースターも負けず劣らず情報提供してくれていますが。

「ここなら、スーパーの妥協品と、専門店の芸術品の間にある『日常の最適解』が見つかるかもしれない」

期待半分、ダメ元半分。まずは数種類のアラビカ豆をカートに入れました。決済は指先ひとつ。汗をかいてブアカオを歩く必要もありません。数日後、コンドミニアムに届いた箱を開け開封した瞬間、溢れ出した香りは……あのネットスーパーの無機質な袋とは別次元の、紛れもない「本物の予感」に満ちていました。

我が家がHillkoffを選んだ「3つの理由」

数ヶ月運用してみた結果、今ではこれこそが私たちのスタンダードだと感じています。なぜ「職人の芸術」であるBenjamitではなく、Hillkoffが正解だったのか。ポイントは3つです。

  1. 「継続」を支える圧倒的な手軽さどれほど美味しくても、入手が大変なものは日常になりません。Lazadaなどの公式ショップで「あ、切れそう」と思った瞬間にポチれば、数日後には新鮮な豆が届く。このストレスフリーな仕組みこそが、毎朝のルーティンには不可欠でした。
  2. 誠実なクオリティタイ北部の産業を支えてきた老舗だけあり、品質が非常に安定しています。スーパーの豆にありがちな「焦げた苦味」や「古い油の匂い」がなく、毎日飽きずに飲めるクリアな味を守っています。
  3. ガブガブ飲めるコストパフォーマンス私たちは、一日の始まりにたっぷりのコーヒーを必要とする「日常の飲み手」です。質の良いものを、価格を気にせず日常的に楽しめる。このバランスが、私たちの生活にこれ以上なくフィットしました。

結論:特別な一杯と、愛すべき日常の一杯

今でも、ブアカオ方面に用事がある時はBenjamitに寄って、あの最高のコーヒーを楽しみ、帰りがけにブレンドを購入しています。それは私たちにとっての「素敵なイベント」です。

けれど、パタヤの自宅で、夫婦二人で毎朝顔を合わせながら飲むのは、Hillkoff「が」いい。

ようやく「タイでのコーヒー難民」を卒業できそうです。もし同じように、スーパーの豆には満足できないけれど、専門店まで通うのは億劫だ……という方がいれば、ぜひ一度「通販」を試してみてください。きっと、あなたにとっての「ちょうどいい、これでいい、日常」が見つかるのではないでしょうか。


1. Hillkoff(ヒルコフ)

Innovation Center - HILLKOFF.COM
Coffee Coffee Machine Slow Bar Barista Course Coffee In

2. Bluekoff(ブルーコフ)

Bluekoff : All about Coffee - Bluekoff : Good Coffee Maker

3. Akha Ama Coffee(アカアマコーヒー)

https://www.akhaama.com

4. Nana Coffee Roasters(ナナコーヒーロースターズ)

Nana Coffee Roasters
Nana Coffee Roaster is a Coffee Shop, Café, Coffee Roasting Factory, Bean Sourcer, and much more for all coffee lovers. The very best in the industry!

5. Factory Coffee(ファクトリーコーヒー)

Factory Coffee
Factory Coffee

6. Pacamara Coffee Roasters(パカマラコーヒーロースターズ)

Pacamara Coffee Roasters | Pacamara

7. Roots(ルーツ)

Roots
We make coffee that bring people together for a better tomorrow

8. Brave Roasters(ブレイブロースターズ)

Brave Roasters
The first specialty coffee roaster in Bangkok, Thailand. Since 2013

9. Graph Coffee Co.(グラフコーヒー)

GRAPH COFFEE CO | Thailand Specialty Coffee Company กาแฟเชียงใหม่
GRAPH Coffee Co. is a group of like minded individuals who share a love and passion for great coffee and an untiring desire to break new ground. ร้านกาแฟเชียงให...

10. PAGA Microroastery(パガ・マイクロロースタリー)

Specialty Coffee Shop Sukhumvit | Thai Micro Coffee Roaster | PAGA
Our philosophy is simple, we want more people to drink good coffee. We try to accomplish this through craftsmanship, transparency and participation. This is how...
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